陰陽五行とアロマ

陰陽五行説とは?

中国古代思想の根幹をなすもので「陰陽説」と「五行説」があります。

起源は古代中国の哲理で、この世界観はインドやギリシャの思想とも類似し万物(宇宙・自然・人生など)をつかさどる原理原則とされている東洋哲学です。

◆陰陽説(陰陽相対性理論)

宇宙森羅万象すべてのものは「陰と陽」で構成されているという考え方で現代でも陰陽説の理論と関係するさまざまな分野があります。

自然の摂理・生物・植物の働きをより活用した知識や分野が広がりをみせています。

陰陽説と密接に関係する分野 (自然療法・代替医療・易学)

※アロマセラピー、メディカルアロマ、メディカルハーブ、自然療法、代替医療など主に人々の健康や幸福をテーマにした分野に取り入れられています。

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・東洋医学・漢方医学・針灸 (人体)

・アロマセラピー・メディカルアロマ (植物)

・四柱推命・九星気学・姓名学・八卦 (運命学)

・生薬・薬膳 (食品・料理)

陰陽五行とアロマ

陰陽五行については「陰陽五行と気学」でご説明したのでそちらをご参照していただきますが、アロマオイル(エッセンシャルオイル)との関係性も深い意味を持ちます。

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例えば、五行ですと木性のタイプは「肝と胆」に関連し、こちらが弱点体質の人の特徴は「ストレスを受けやすく、神経が繊細なタイプ」となっているため、リラックス効果のあるオイルが適しているのです。

※リラックス効果のあるオイル⇒オレンジ、グレープフルーツ、ラベンダーなど

アロマオイル(エッセンシャルオイル)と陰陽五行の関係性は他にも精通した専門家がいると思いますが、ここでお伝えしたい重要なことは「体調不良の原因となる要素」です。

気学の観点から3つ要素があります。

⑴ 持って生まれた性質(先天気質)による五行別の弱点体質のタイプを事前に知ること

⑵ 五行による弱点体質が現れる時期(気のバイオリズム)を事前に知ること

⑶ 移動した方位による影響を受けて不調になっていること(方災の影響)を解明する

※方災とは?

⇒凶方位に移動したことにより受ける災難。気の巡りが悪い場所にいる影響で様々な体調不良が起こる。

このことを知っておくことでより一層、アロマオイル(エッセンシャルオイル)を自身の健康維持のために活用できますし、セラピストはお客様の健康管理情報として喜ばれ役立つ知識となります。

生まれ持った弱点体質…例題

では、具体的に⑴の持って生まれた五行別の弱点体質タイプはどのようにわかるのか?

それは、生年月日から持って生まれた体質を知ることができるのですが、その中でも「生まれ月の九星と十二支」で判別します。

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<例題> 1974年2月生まれの方の九星と干支

◆年…1974年(昭和49年)

八白土星、甲寅年

◆月…2月

二黒土星、丙寅月

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月が二黒土星の方位盤は南西に弱点星が付き、さらに寅月も南西に弱点星が付くため「右手、手足の裏、胃腸、脾臓、皮膚、腹部など」が弱点となり低迷期に入ると更に不調になります。

(二黒土星の寅月は弱点星が2つ同座するともいいます。)

年が八白土星、月が二黒土星ということからもこの方は「土のタイプ」となります。

※消化を助ける効果的なオイル⇒ペパーミント、レモン、バジルなど

⑵の五行の弱点体質が現れる時期(低迷期)はいつか?

こちらは健康バイオリズムで簡単に説明しているのでご参照ください。

健康バイオリズム九星別のグラフと概要

⑶の移動した方位による影響を受けて不調になっているとは?

こちらは方位学の分野になりますが、実はこの移動した方位が人体に及ぼす影響が最も大きいのです。

例えば、ご自身またはお客様が「いつの時期にどちらの方位から、現在の住まいに移転しているのか?」それを把握しなくてはなりません。

かなり綿密に移転した時期と方位を調べて、さらに暦から方位盤に配置されている九星と干支の意味を理解しないと原因がつかめないので、難しく感じる方はまずは興味を持っていただくだけで良いと思います。

<ポイント>

⑴ 持って生まれた五行別の弱点体質タイプを事前に知ること

⑵ 五行による弱点体質が現れる時期を事前に知ること

こちらを知っていただくだけでも、自身またはお客様の健康管理情報として、充分に効果的なアロマオイル(エッセンシャルオイル)を選ぶポイントになります。

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